AWS認定 学習ロードマップ

目指すキャリアによって、最適なAWS認定試験の受験順序は異なります。代表的な6つのキャリアパスごとに、おすすめの受験ステップと各試験の狙い・想定学習時間をまとめました。

クラウドエンジニア・インフラ志向

クラウドの基礎から設計・運用・大規模アーキテクチャへと段階的に積み上げる王道ルートです。インフラエンジニアやSRE、クラウドアーキテクトを目指す方に最適で、各レベルで「設計→運用→上位設計」と視点を広げていきます。

  1. 1Cloud Practitioner(CLF-C02)Foundational・目安 40〜80時間

    クラウドの概念・主要サービス・料金モデル・責任共有モデルを広く浅く押さえ、以降の学習の共通言語を作ります。実務未経験でもここから始めれば土台が固まります。

  2. 2Solutions Architect Associate(SAA-C03)Associate・目安 80〜150時間

    サービスの組み合わせと「最適解の選択」を学ぶ中核資格。可用性・コスト・セキュリティの観点で構成を比較する力が身につき、以降すべてのルートの基盤になります。

  3. 3CloudOps Engineer Associate(SOA-C03)Associate・目安 80〜120時間

    監視・自動化・バックアップ・トラブルシュートなど「運用」の視点を補強します。設計だけでなく、作ったものを安定して回す力を養えます。

  4. 4Solutions Architect Professional(SAP-C02)Professional・目安 150〜250時間

    マルチアカウント・マルチリージョン・移行・大規模DRなど、上位の設計判断を問う最難関の一つ。Associate取得後に実務経験を積んでから挑戦するのが一般的です。

バックエンド開発者

アプリ開発者がAWS上のサーバーレス・コンテナ・CI/CDを使いこなすためのルートです。開発(Developer)から設計(SAA)、そしてDevOpsへと、コードとインフラの両輪で幅を広げます。

  1. 1Cloud Practitioner(CLF-C02)Foundational・目安 40〜80時間

    まずAWSの全体像と用語を把握します。開発に入る前にサービスの位置付けを知っておくと、以降の学習効率が大きく上がります。

  2. 2Developer Associate(DVA-C02)Associate・目安 80〜120時間

    Lambda・DynamoDB・API Gateway・SQS/SNSなど、開発者が直接触るサービスとSDK・IAMロール・デプロイを学びます。日々の実装に直結する知識が中心です。

  3. 3Solutions Architect Associate(SAA-C03)Associate・目安 80〜150時間

    開発視点に「設計」の視点を足し、可用性やコストを踏まえた構成選択ができるようになります。チーム内で設計議論に加われる土台になります。

  4. 4DevOps Engineer Professional(DOP-C02)Professional・目安 150〜250時間

    CI/CDパイプライン・IaC・監視・自動復旧など、開発と運用をつなぐ高度な自動化を学ぶ上位資格。開発経験を活かして到達しやすいProfessionalです。

データエンジニア・分析志向

データパイプラインの構築と分析基盤の設計を軸にしたルートです。収集・変換・蓄積・分析の流れをAWSサービスで体系的に学び、クラウド設計の基礎も押さえます。

  1. 1Cloud Practitioner(CLF-C02)Foundational・目安 40〜80時間

    データ系サービスの前提となるクラウド基礎を固めます。ストレージ・課金・セキュリティの基本を先に理解しておきます。

  2. 2Data Engineer Associate(DEA-C01)Associate・目安 80〜150時間

    Kinesis・Glue・Athena・Redshift・S3データレイクなど、データの取り込み・変換・分析の中核を学びます。データ職のコアとなる資格です。

  3. 3Solutions Architect Associate(SAA-C03)Associate・目安 80〜150時間

    データ基盤を支えるネットワーク・可用性・コスト設計を補強します。パイプラインを「壊れにくく安く」運ぶ設計力が身につきます。

AI / ML エンジニア

AIの基礎概念から機械学習ワークロードの本番運用、生成AI開発までを体系的に学ぶルートです。近年新設された試験で構成され、AI/ML分野のキャリアに対応します。

  1. 1AI Practitioner(AIF-C01)Foundational・目安 30〜60時間

    AI・機械学習・生成AIの基礎概念と、AWSの関連サービス(Bedrock・SageMakerなど)の位置付けを把握します。AI系の入門に最適です。

  2. 2Machine Learning Engineer Associate(MLA-C01)Associate・目安 100〜160時間

    データ準備・モデル学習・デプロイ・運用(MLOps)まで、機械学習ワークロードを本番で回す実践力を学びます。SageMaker中心の出題です。

  3. 3Generative AI Developer Professional(AIP-C01)Professional・目安 120〜200時間

    生成AIアプリケーションの設計・開発に踏み込む上位資格。RAGや基盤モデルの活用など、生成AIに特化した高度な知識を扱います。

セキュリティ専門家

クラウド設計の理解を土台に、セキュリティ専門知識を深めるルートです。IAM・暗号化・脅威検知・コンプライアンスなど、守りの分野を体系的に強化します。

  1. 1Cloud Practitioner(CLF-C02)Foundational・目安 40〜80時間

    責任共有モデルとセキュリティの基礎を押さえます。何をAWSが守り、何を利用者が守るのかの境界を最初に理解します。

  2. 2Solutions Architect Associate(SAA-C03)Associate・目安 80〜150時間

    VPC・IAM・暗号化を含むセキュアな設計を学びます。セキュリティ専門に進む前に、アーキテクチャ全体の中での位置付けを理解します。

  3. 3Security Specialty(SCS-C03)Specialty・目安 120〜200時間

    IAMの詳細な権限設計・KMS・GuardDuty・インシデント対応・ログ監査など、セキュリティを深掘りする専門資格。実務経験があると理解が進みます。

ネットワークスペシャリスト

ハイブリッド接続や大規模ネットワーク設計を専門にするルートです。VPC設計の理解を土台に、オンプレ接続やマルチアカウントの接続設計まで踏み込みます。

  1. 1Cloud Practitioner(CLF-C02)Foundational・目安 40〜80時間

    クラウドとネットワークの基本用語を整理します。専門に進む前の共通土台を作ります。

  2. 2Solutions Architect Associate(SAA-C03)Associate・目安 80〜150時間

    VPC・サブネット・ルーティング・各種ゲートウェイなど、ネットワーク設計の基礎を体系的に学びます。専門試験への最良の準備です。

  3. 3Advanced Networking Specialty(ANS-C01)Specialty・目安 150〜220時間

    Direct Connect・Transit Gateway・ハイブリッドDNS・大規模ルーティングなど、ネットワークを深掘りする最難関の専門資格。実務経験がほぼ前提です。

最終更新日: 2026-06-24

本ページの内容は、AWS公式ドキュメントを基に作成し、運営者が編集・監修しています。詳しくは編集・品質管理方針をご覧ください。